深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
ワールドメイトで知った最高の行き詰まり打開術「雑用は判断のゆりかご」

極めて平凡なことかもしれませんが、ワールドメイトでは掃除を大事にしています。また、整理整頓の大切さを言われます。それは、いろいろなものごとの基礎になるからだということが、前の2回の内容を読んでもらえるとわかっていただけるかと思います。掃除や整理整頓の効用を説く本が近年増えたように思いますが、ワールドメイトの深見先生は、すでに30年前からそのことを本で説かれ、実践になるとおそらく50年くらい前からされていたのではないかと思います。とても年季が入ってますが、年季だけでなく、それがいろいろなことの基礎としてとても重要であることを体で会得されているのです。

率先して雑用をやっている人の判断が信頼できる

今日はそのことについて、別な角度から、もう少し突っ込んで話された内容を書いてみます。それは、「雑用は判断のゆりかごなり」という内容です。はっきり言って、掃除や片付け、整理整頓というのは雑用です。「そんなものは誰かにさせておけばいい」、「自分にはもっと大事なことがたくさんあるから、そんな雑用なんかする暇はない」と、思う人も多いでしょう。私も、ワールドメイトに入会する前までは、そんな部分もありましたので、よくわかります。中には私の子供のように、ものぐさな性格のため面倒くさがって掃除をしたくないという人もいるでしょう。私も学生時代はそうでした。なので親の遺伝なのでしょうかね、困ったものです。

家のことはさておいて、雑用というとどうでもいいやと、なんとなく馬鹿にしてる人も世の中には多いです。でも、それはちょっとばかり心得違いということです。ワールドメイトでは、雑用を率先し誠実に勤めている人は、何かあったときに正しい判断をできることが多いと言われています。逆に雑用を率先してできないような人は判断力が弱いか、または鈍っていると言われます。もちろん雑用ばかりやって、他は何もしないというのでは問題ですが、要は目立たない雑用、陰の役割、下積みとか言われるものを多く経験している人は、それが苦にならなくなっている人が多いということなのです。率先して雑用をやってきた体験から、それがあたりまえのように身についてしまった結果、苦にならなくなってしまったのでしょう。そういうところまできた人は、判断力もかなり鋭くなっているようです。

掃除

深見先生は会社経営を修行の糧に

ワールドメイトの深見東州先生は、ワールドメイトができる10年くらい前、会社をゼロからおこして経営してきた方です。今も多くの会社をきりもりする社会で成功した経営者の一人です。ただし深見東州先生の場合は、金儲けがしたいとかの世俗的な動機で会社を創業されたのではありません。人間としての修養と言えばいいのでしょうか、深見先生の内面的な深い悟りを現実社会にも活かせる本物にするというのが、大きな理由なのでしょう。いくら高尚な悟りを得たとしても、社会で役に立たなければ何のための悟りかわかりませんから。たとえば、「何回失敗してもあきらめずにやれば、きっといつか成功する」ということを本で読んだり、成功した人の体験から感じたり悟っても、それだけでは本物になったとは言えません。そういう人が実際に困っている人にアトバイスしても、おそらく相手は何もよくならないでしょう。社会で何回も失敗し、煮え湯を飲まされるような体験をし、裏切られた体験をし、それでもへこたれずしのぎきって成功まで持っていけたとき、はじめて本物になるのでしょう。それが社会で役に立つ実体験であり、そういう人の助言は、危ない人を救う生きた助言、的確なアドバイスになることでしょう。なぜならそういう人は、膨大な雑用を厭わずにこなしてきて、その中から成功のノウハウを掴んでいるからです。だから正しい判断ができるわけです。

会社の経営は、とくに創業者の場合は、会社が小さいうちはすべてのことを社長がやらなければならないほど忙しいはずです。あらゆる膨大な雑用をこなすことに、多くの時間を取られるはずです。営業も経理も資金繰りも人事も労務管理もすべてにおいて社長の才覚次第で、たいていは生き残れるかどうかが決まりますから、すべてに目を光らせて率先して行動で示していくしかないのです。そうやってだんだん組織が大きくなっていけば、部や課にわかれ、育ってきた部下にも任せて分担していけますが、それでも大きくなればなった分だけ責任も大きくなりますから、違う負担も増えることでしょう。だから完全に雑用から解放されることはなく、違う形の大きな雑用がのしかかってくることになるようです。とどのつまり、成功した会社の社長は、膨大な雑用を厭わずにやりこなしてきた人だと言えるでしょう。そういう人だからこそ、正しい判断と的確な指示が出せ、会社を維持できるわけです。さらに優秀なトップ、リーダーになるような人は、雑用だけではなく、論理性があり、表現力があり、文章力も、要約力もある優れた頭脳を持っています。つまり、そのような優れたリーダーになる修行として、創業者としての苦労と成功への過程そのものが適していると言えるのでしょう。だからそういう経営者としての道に、深見先生は若くして率先して飛び込んでいかれたのでしょう。

ワールドメイトの問題解決法

ちなみに、創業者ではなく二代目三代目になると、どうしても雑用や下積みが少なくなる分判断が甘くなるようです。能力は高いかもしれませんが、創業者のように膨大な雑用をこなしてないので、ここ一番の大局からの判断において、心もとない部分があるようです。膨大なる雑用をやってきた人は、それだけ現場において実際の肌で触れてますから、現実に即応した判断基準を身につけています。こういうときにはどうすればいいのかが、経験的にわかっているわけです。だから「雑用は判断の揺りかごなり」というのは、そういうたくさんの経験を現場で積んできているからこそ言えることなのでしょう。さらに、掃除や整理整頓によって美しい環境にすると神様が喜ぶと前回書きました。結果神様に通じやすくなり、叡智を授かりやすくなるわけです。だからよりよい解決策が出てくるし、それを多く経験していると、問題解決のノウハウの宝庫のような人になることでしょう。

少し補足すると、ワールドメイトでは問題の解決や悩みの解消には、あらゆる可能性を一度考えて、いろいろな過去の事例も学び、人にできる最善の努力をした上で、いったん離れ、他のことや雑用に没頭してるときに良いひらめきがくると教えられました。ただ祈って待っていれば来るわけではないとのことです。これは私もなんどもはっきり体験しており、本当にその通りだったと振り返ってつくづく思います。深見先生によると、アインシュタインやエジソンのような天才も、そうやって天来のひらめき、インスピレーションを得ていたのでしょうと言われてました。もちろん私のようなレベルの人間とは、前提となる問題や素材が圧倒的に違いますが、それぞれの現実的な能力の高低や専門の分野に応じた、それに見合ったひらめきが授かるわけです。

リーダになるのに必要な一番の大事な資質とは、

それから、組織のリーダーになる人の資質としては、先ほどから書いてるように膨大な雑用をやってきた足跡がある人で、かつ学術性、論理性、表現力、文章力、要約力、咀嚼力などの能力が高く、頭脳が明晰であるのが一番だそうです。そして学歴がなくても率先して誠実に雑用をこなした人がその次にきて、頭脳は優秀だけど雑用が足りないという人よりも上に来るそうです。知識と論理だけできた人は、頭は優秀なのでリーダーになる資質はあるけど、願わくは雑用をもっとやったほうがよいようです。私の体験でもだいだいそういう人が上に立つと、そこは冷たい感じの組織になってました。人情の機微をわかってないし、合理的なんでしょうけど温かみを感じない指示になるので人がついてこないです。結局はそれも判断ミスにつながる要因になるかと思います。

そして、これはワールドメイトでよく言われることですが、上位の心、高位の心を持つ人は、自然と雑用が実践できてる人だそうです。雑用の実践をワールドメイトでは「下座の業」とも言いますが、下位の心の人は、実はこの下座の業ができません。というかやりたがりません。上昇志向だけは人一倍強いのですが、雑用なんかやる暇はないという感じで、人にやらせておけばいいと思っているようです。でも本当に人格が磨けた人は、この「下座の業」を自然に率先してされています。それを人に見せるためにしているのでもなく、嫌々しているわけでもありません。やることがあたりまえであるかのようにできるのです。だから他が雑用していようがいまいが、何も変わらず黙々とできますし、雑用をしない人に対して文句や不平を言うこともありません。そういう人は高位の心を持った人だなと思います。ワールドメイト的に言うと御魂が磨けた人、魂の練磨が進んだ人と言えそうです。

雑用にこそ究極のご神業がある

ところで、ワールドメイトでもっとも雑用をこなされてきたのは、圧倒的に深見東州先生だと思います。話を聞けばだれでも納得するしかない事実と足跡がたくさんあります。そして、それは今でも少しづつ形を変えながら続いているようです。とくに深見先生の場合は、掃除や整理整頓もですが人の悩み相談などに費やされた時間が半端ではないと思いました。ワールドメイトだけでなく、様々な活動に取り組まれ、膨大な役職をこなされお仕事をされているにも関わらず、ごちゃごちゃした人間関係のトラブルとか、あらゆる相談に対し、親身な対応で解決に骨を折られているそうです。しかも本来深見先生は、とてつもなく大きな人類の理想に取り組まれている方なのに、そういう個人の相談事の解決のごちゃごちゃとしたブロセスにこそ、ご神業そのものの実態があると言われていました。深見先生は、「人間が生きていく限り、もめ事や対人関係の些細なことが連綿と続く。それは逃れることができない人間の宿命と言ってもいい。そこにご神業の実態がある。だから雑用をこなすことを時間の無駄と思ってはいけない。それで時間を取られてしまうというなら、それこそ有効な時間の使い方とは何かを考えるべきだ」と、著書に書かれていました。

往往にして、世の中には大きなことを言う人をたまに見かけます。大きな夢を持つのはよいことですが、人の悩みもなにも解決できないのに、大きな事業ができるとはとても思えません。私に言わせると、深見先生は人類のもっとも困難な悩みを解決しようとされてるように見えますが、それはあらゆる相談ごとを解決されてきた深見先生にして、はじめて可能であると私は信じています。

また、深見先生はそのようなごちゃごちゃとしたブロセスを見守る中から、ひらめきを受けるそうです。そのごちゃごちゃに神の教えがあると言われます。今まで気がつかなかったことが、わかるようになるのだそうです。だから、そういうごちゃごちゃとした人の相談や、雑用、雑務に一生懸命取り組むそうです。それが日常生活で一番の大切なポイントであり、究極のご神業だと言われていました。

整理

現状打開の一番の策は

最後に深見先生による、いつまでも悩んでどうしようこうしようと迷い続ける人へのアドバイスを紹介して終わります。よくいますよね、いろいろ相談に乗ってあげてもなかなか決心がつかないのか、優柔不断なのか、迷うだけで行動に移さない人が。そういう人は迷いや悩みを厭わずに進んでいけばよいと言われています。進んで行くときに、はじめて神仏の加護があるそうです。進むのを尻込みしていると、神明の加護も得られないそうです。なので今の迷いや悩みを恐れずに、それから逃げずにやっていけば、悩み解決の神の叡智を得ることができるそうです。つきすすむことが、現状打開の一番の策だということです。もちろん、何か行動を起こせば必ず迷いや葛藤もおきます。でも何もせずにいるより、突き進んで悩み葛藤がいろいろある人生の方が百倍いいと言われています。そんな進歩・発展・向上の精神がある人に、神の守護がないはずがないと言われています。とても力強い、勇気が出るアドバイスです。

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